プレゼンテーションの3つのコツ・ポイント

プレゼンテーションは、どんな業界で働いていても必要なものだと思います。また、仕事だけではなく、人に何かを伝えるということは、様々な場面で必要なことです。今日、たまたまプレゼンの方法を教える機会があったので、私が考える3つのコツ・ポイントをまとめておきたいと思います。

結論から話す

これは、新入社員研修などでもよく言われることで、プレゼンだけではなく、日々の業務報告などでも必要なことと言われています。時間が限られた中でしっかりと内容を伝えるために、結論から話すことにより、一番伝えたい部分を最初に頭に入れてもらうことが大切です。私はこれを、『思考の順序を逆にして話す』ということだと思っています。たとえば、

  • 今日は店の周辺でチラシを配布した→通常よりお客様が2倍来店した→売上が2倍になった

という事象を報告する場合、

  • 本日は店の周りでチラシを配布した結果、通常の2倍のお客様に来店いただき、売上が2倍になりました

と報告するのではなく、

  • 本日は売上が2倍になりました。なぜなら、店の周りでチラシを配布し、通常の2倍のお客様に来店いただいたからです。

と話すイメージです。最初に結論をもってくることで、一番伝えたい内容を頭に入れてもらうと同時に、「なんで?」という興味を喚起し、続けてその疑問に答えることで、より理解を深めてもらうことが可能になります。

短文で話す

これは、上記の「結論から話す」という点に似ていますが、まず結論を言い切り、その後に理由・要因を簡潔に話すことで、聞く側の頭に内容が入りやすくなります。たとえば政治について日頃から興味があるわけではないとして、ダラダラと話している政治家の話は頭に入ってくるでしょうか?短文で言い切ってくれる政治家の話の方が、記憶に残るのではないでしょうか。プレゼンの聴衆も、自分の話に興味が無い人たちの集まりと考えて、いかにその人たちに興味を持って聞いてもらうか、ということを考えると、自然に短文で話すプレゼンになると思います。

伝えたいことは1ページ1つ

上記2つは話し方でしたので、最後のコツ・ポイントは資料についてです。1ページに何個も伝えたいことが混在していると、聞く側は理解できません。作る側は何度も見直し考えているので、内容を理解しているのですが、聞く側は初めて聞く内容を1回しか聞かないわけです。そんな初めて聞く聴衆に理解してもらうためには、伝えたいことは1ページ1つにまとめ、それぞれのページで何を伝えたいのかを自分自身でハッキリ理解しておくことが重要です。それぞれのページで伝えたいことを理解していると、台本など無くてもスラスラ説明できると思います。


プレゼンテーションは、その時々で様々な目的があるので、一概に「これで大丈夫」とは言えないですが、上記の3点はある程度どんな場面でも応用できると思います。ぜひ参考にしていただければと思います。